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本書は、西部邁氏に「日本国憲法」を一語ずつゆっくりと解釈していただいた、とある研究会の記録である。
言葉の意味、その意味を支える長い歴史、その歴史をつくってきた日本人の経験、そうしたすべてのものに配慮しながらこの文章を読むという試みは、非常にシンプルではあったが、当然のことながら、日本語、英語、日本の歴史、諸外国の歴史、各国の思想など、非常に広い範囲での参照点を必要とする作業となった。
日本語で「日本国憲法」をしっかりと理解すること、そこから見えてくる歴史の痕跡をじっくりと追いかけること、それをまたわたしたちの新たな経験として落ち着けること、それがしっくりと身に馴染んだとき、やっとそこから「改正」の話が始まるのである。
前文から九条までの上巻に続き、下巻では第一〇条から修正条項に至るすべての条文を逐語的に追う。
「基本的人権」「公共の福祉」「自由」「権利」、第一〇条以下に登場するこれらの言葉についての歴史を踏まえた具体的な解釈が示されることによって、「日本国憲法」という文章が抱える矛盾もまた具体的にあきらかになる。 |
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| 書名 | 「日本国憲法」を読む 下 |
| 著者 | 西部 邁 |
| 定価 | ¥ 2,520(税込) |
| ISBN | 978-4-903145-21-1 |
| 初回発行 | 2008年9月1日 |
| 発売元 | イプシロン出版企画 |
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